陳謝と感謝
2017年が終わろうとしている。
人生の節目の年であった2017年はオタクとしても節目の年となった。
悲しいこと、ツラいこと、寂しいと感じることがあったけれど、それを笑って話せるくらい楽しいことも嬉しいこともあった。
去年の年末は、忙しいバイト先に身を売ってたくさん働く一方で国家試験に向けて勉強していて息が詰まっていた。
そんな時でも私の癒しはアイドルだった。そんな時こそアイドルが癒しだった。
いよいよ勉強追い込みとなった年明け。
後悔したくない!と1月4日だけは有楽町にいた。
(1月7日は横浜にいた。)
同担の友だちと自担のお誕生日会をして、夜は帝劇へ。こんな幸せな1日があるのかと思うくらいに楽しくて幸せだった。帝劇の真ん中でみんなに誕生日を祝われる自担は照れながらも嬉しそうに笑っていた。大好きな笑顔がそこにはあった。
なんとか乗り切った国家試験。もうあんなに勉強することないだろうな。大変だった本当に。
国家試験終わってやーっと思う存分自担を愛でることができるぞ!と思っていた矢先のこと。
自担が辞めた。大好きな仲田拡輝くんが、事務所を辞めた。
いつかそんな日が来るだろうなーとは思っていた。けどなんてタイミングなんだろうってショックだった。とにかくショックだった。信じたくなかったけどクリエの出演者の中に名前がなかったし、なによりプロフィールが消えた。心が抉られて辛かった。泣いた。
楽しみにしていたJr.祭りも観に行く理由がなくなって、みんなが楽しそうなのを遠目に見ていた。大袈裟かもしれないけれど、生きる希望を失った、そんな感覚だった。自担が辞めるって本当に辛い。
俳優になるのかな。そう思っていたから、きっといつか生存確認ができると思っていた。案外、その日はすぐ来た。
4月1日。オタクの嗅覚ってすごい。どうやって見つけてきたのか知らないけれど、仲田くんのものと思われるブログが開設されたという情報が回ってきた。
しばらくは「多分、仲田くんのブログ」と思いながら見ていた。そのうち本当に仲田くんのだってわかるのだけど。
生存確認できたことが嬉しくて、新しい道に進んだことを知れたのが嬉しくて、更新が楽しみだった。
けれどすぐに違和感を感じた。仲田くんだけど仲田くんじゃない。7月に始めたTwitterも、最初はフォローしていたけれど、だんだんと見るのがしんどくなってきた。
大好きだった仲田くんはもういない。仲田くんはもうアイドルではない。
応援したい気持ちとしんどい気持ちが土俵でのこったのこった状態になり、だんだんとヒロキくんを見るのもつらくなって、Twitterのアカウントを変えた。ヒロキくんのツイートが入ってこないように。
同時期、真っ暗になった私の心に光が射した。
チケットが取れたからと軽い気持ちで入ったEX。前から気にはなっていたけど気になるだけだった子を見に。
笑顔がかわいくて、愉快で、雰囲気が少しふわふわしていて、歌声が素敵で、楽しそうにしている子。
気付けばずーーーーっとその子だけを目で追っていた。
公演後ずーーーーっとその子のことを考えていた。
新しい沼へ飛び込んだ。
そしてまた気付けばTDCにいた。
MCで笑顔を見て何かが動いた。仲田くんを初めて見た時と、同じ感覚。この子は私の中で特別な人になる、そう思った。でもすぐに降りることを考えられなかった。仲田くんを超えるアイドルは私にはいないって思っていたから。今でもそう思ってる。
約1ヶ月後には背中を押されて担降りするのだけど、仲田くんの思い出が強過ぎて後ろめたさのようなものがあった。
しばらくモヤモヤした時期が続いた。楽しいし大好きだけど、モヤモヤしてた。
私はアイドルが好きだという思いが強くなるなか、すでにチケットを取っているからと観に行った舞台で頑張っているヒロキくんを見たらやっぱり好きだなと思った。大好きな歌声も大好きなダンスも宇宙一かっこいい顔も、変わっていなかった。パワーアップはしていたけど。
仲田くんは仲田くんとして、ヒロキくんはヒロキくんとして、応援していこうって思った。同じ人だけど別の人。不思議な感覚だけど、アイドルの仲田くんを超えてはこないけれど、それはそれでいいんだなって思えた。
そしたらなんだかすっきりした。
新自担への好きも爆発していたこの頃、やっと心から楽しめるようになった。12月頭の話。
そんな中で行った湾岸Live。本当に楽しかった。行ってよかった。自担は天才。どんどん好きになる。
後ろめたさを感じながら担当やっててごめんなさい。出会えてよかった。担降りしてよかった。1年前の雑誌で仲田くんと仲良くなりたいって言ってくれてありがとう。そのお陰で私は君を知ることができました。
岩﨑大昇くん、
大好きです。これからも応援させてください。
おしまい